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5.市場見聞録

 市場と一口に言っても、魚市場、半導体、スチ−ル、古紙、債券等々の様々な市場が存在しています。
ここで扱うのは、一般向きの金融市場、株式、為替を中心に話を進めたいと思います。
各市場毎の各論は、別途特集しますが、各市場に共通し、必要な事柄から、見てみると『市場とは、何だ?』と言った場合、簡単に言えば
『売り手と買い手が、取引をする所』と言う事に成るでしょうし、『相場とは、何だ?』と言った場合は、『品物の時価を決める事』と言えるで
しょう。
ここで、大切なのは、言葉を覚える事ではありません。(念の為)

さて、取引をするのならば、当然、公的、私的は別にしても『取引上の約束』が、存在していると言う事を充分理解し、遵守しながら、取引を
行う必要があります。
自己責任の第一歩として、自分が参加しようと試みる取引のシステムを理解すると言う事が求められています。
更に、取引をする際には、必ず取次ぎブロ−カ−を通す必要がありますから、信用の置ける業者を選別しなければ成りません。
これも、別途特集を組む積りで居ますが、自己責任の第二歩目です。
自分が投資をしようと思う市場や銘柄(商品)には、どの様な固有のリスクが、存在して居るのか、これを把握しておくのが、自己責任の
第三歩目です。
大切な資金ですから、トラブルを避ける為にも、この三点は、前以て調査をしておく必要があり、それは、商人としては常識と言えるでしょう。
少なくとも、この自己責任である三点を実行していれば、業者との関わり合いも、確かなものと成り、国民消費者センタ−に苦情を言わなく
とも済みます。
以上を良く理解して戴いたものとして、話を進めます。

相場とは、『売り手と買い手が折り合いをつけて、時価を決める事』と言うのですが、「売り手、買い手の折り合いが付く、条件とはなんだ?」
と質問しても、これは『???』、誰にも解らないと言うのが、真実だろうと思います。
確かに、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析と言った参考に成るものは、存在しているのですが、絶対的なものではありません。
では、ある日、突然、何と無く決まって、いるのでしょうか?
これも、相場の動きを見ていると、違うと思います。
何処かで、基準と成っている注目ポイントが存在し、その時々に応じた価格が折合い点に成っている様です。
この折合点が、前以て判るならば、『金のなる木』を手にしたも同然ですが、世の中は、それ程甘くは無いと言うのも、周知の事実です。
相場を伝授される際に、「誰が、どの様にして、リ−ドしているのか、見当を付けなさい」との難題を問われた事がありました。
答えは、ここに書きませんが、一度は自分でジックリ考えて見て下さい。
そうすれば、少しずつ、見えて来ると思います。
市場のシステムには、決済方法、受け渡し、市場規模、社会的認知度、取引ブロ−カ−の信用度合い等が、加味されていますので、
ここを視点に考えれば、察しは付くと思います。
各市場には、それぞれ、トレンドをリ−ドする存在が、常にありますから、トレンドに背いて仕掛けても、難しいと言うのが納得行きます。
トレンドと言うのは、何も罫線上の問題だけとは限りません。(念の為)

それと、もう一つ大切なのは、相場には、どの市場にも深海魚の『アンコウ』の様な存在が常に暗躍し様々な手法を用い、動きを誘いに
来ると言う事も忘れては成りません。
相場は、『世の中全てを含んだ鏡』だと思っていれば、『妙な勘違い』は減らせます。

2004年6月 大太法師 記
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