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| 3.原則の十箇条 先ず、私が相場に関わる切っ掛けと成った事から、話を始めたいと思います。 私は相場や経済活動には、全く興味は有りませんでしたが、立場上、相談者の商売繁盛を考えなければ成らず、景気や経済動向に、 無関心では、済まされなかったと言うのが実情でした。 しかし、商業の事は良く解りませんでしたので諸々の商業活動を詳細に指南して下さったのが、最初の師匠です。 この方は、旧陸軍の特務機関に情報将校として奉職され、戦後は商社に勤務し、後に自ら商社を起業された方でした。 人格、気迫、商業知識、どれも、遠く常人の及ぶ所では無く、大変立派な方で、師と仰ぐに相応しい人でした。 物事の捉え方や動かし方は、軍人時代に、商業知識は商社時代に、株式相場の知識は、相場の神様『最後の相場師』に、商品先物は 某大手商社の戦友だった方に、それぞれ習った、と語って居られましたが、この方は、嘘を言う人ではないし、他にも証言者が居ました ので、事実だと思います。 ただし、何処までが、この方のオリジナル知識で、何処までが、他の方から、聞いた事なのか、現時点では、確認のしようが有りません ので、ここは御理解戴きたいと思います。 ◎相場(事業)を始める為の十大原則 (1)相場は商業活動の最高峰である。相場に対しては、常に畏敬の念を持ち、真摯な態度で臨まなければならない。相場を知らない者程 相場を軽く見る傾向がある。 (2)相場に限らず商業活動で、利益を上げられるのは、二通りしかない @安く手当てして、高く捌く A高く捌いておいて、安く手当てする (3)資金繰りは、借金や無理な運転を続けていると、足元が傾き易いので注意する。 (4)自分だけに都合の良い事ばかり、考えながら物事を運ぼうとすれば、必ず、歪みが出て、失敗する。 (5)相場に上手、下手はあるが、プロ、アマの区別は無い。全員同じ土俵(市場)上で、勝負を戦わなければ、成らない為である。 (6)体調の悪い時や不幸事が起きた時など、精神の動揺があると、判断は必ず狂うので、この様な時は、落ち着くまで、様子を見ている だけに留める。 (7)相場に限らず、商業は、知識、努力、判断力、決断実行力、慎重、機敏、運が要求される。 成功したければ、これ等を身に付ける様に、日頃から鍛錬する事が不可欠である (8)人・物に限らず、解らぬもの、怪しいもの、には注意して接触する。 (9)商業活動は、自己決断、自己責任が最初から、問われているのだから、失敗しても、決して他人の責任にしては、ならない。 (10)自分の性格や生活に合う商売(投資)を見つける事が、成功の近道である。 私が、相場の事に付いて最初に伝授されたのは、これら原則論です。 一見、何処にでも有る、ビジネス書や自己啓発の本には、書いてあると思いますが、書いている人、説く人が、身に付いているか、否かは 全く別の話であります。 先の『中庸』でも述べました様に、『言うは易し、成すは難し』で、理解しているだけでは使い物になりません。 実は、この原則を実行しようと思えば、相応の工夫が必要と成り、この工夫こそが、『秘伝』と言われて居る物なのです。 裏を返して言えば、聴いた話、読んだ話だけで、直ぐに役立てられるとは限ら無いのは、肝心な部分は、伏せられている場合が多い為です。 『世の中、良い事を言う人は、無限に近く居るのだが、行いの優れた人は極僅かだ。』と言うのが、私の偽わざる実感です。 書籍等は、大切な知識を与えてくれるのですが、深意を読み解く事が難しい一面もある、と言う事を予め承知していなければなりません。 相場に参加すると、これらの事が身に付けているか、否か直ぐに判別できます。 この様な意味からも、相場は、投資金額の大小を問わず、自身を鍛錬する良い修行場に成るのでは無いかと思っています。 この原則以外にも、まだまだ、ありますが、いざ、心掛けて見ようと思うと、結構大変な事なので、大方の人は、これで充分間に合う筈です。 これ等、相場の事として伝授されましたが、日常生活でも応用可能な事柄ではないかと、私は考えながら、話を進めて居ます。 2004年6月12日 大太法師 記 |
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